[コンテンツディレクターのコラム #5] 商品の撮影もまだなのに、商品詳細ページから書き始めなければならない理由
このコンテンツは
『コンテンツディレクターのコラム』
シリーズの第5話です
これだけは忘れずに持っていってください!
- 焦って商品撮影から始めようとしているなら、まずは一旦立ち止まってください。
- 商品撮影の前に、詳細ページから作成すべき理由を3つご紹介します。
- 焦ることなく、自分に必要な写真・動画だけを準備できるようになるはずです。
写真があるからといって
商品詳細ページを作成できるわけではありません。
写真がなくとも、商品詳細ページはいくらでも作成できます。例えば、このようなものです。

商品詳細ページの大まかな企画案ですが、どのような雰囲気の写真が掲載されるのか、説明文の内容がどのようなものか、おおまかに把握することができます。あとは締め切りに合わせて必要な写真を撮影し、説明文を書き進めれば、商品詳細ページが完成するでしょう。
写真は商品詳細ページにおいて極めて重要です。
しかし…
多くの方が新製品の発売が決まると、真っ先に製品撮影スタジオを予約しがちですが。写真は商品詳細ページを「完成」させる要素であり、作成時に必ずしも必要なものではありません。むしろ、商品詳細ページをある程度完成させてから、そこに写真を盛り込むような感覚で製品撮影を進めることをお勧めします。これには3つの利点があるからです。
- 第一に、必ず必要な商品写真やGIFを撮影でき、
- 第二に、それぞれのプラットフォーム環境に合わせた代表画像を準備できるため
- 三つ目、最小限の費用と時間で、思い描いていた商品詳細ページを完成させることができるからです。
第一に、必ず必要な
商品の詳細カットと GIFを撮影できる。
「撮らなきゃ…」と思いながら、結局撮れなかった写真が
これまでどれほど多かったでしょうか。
確かに商品撮影前に参考資料を十分に調べたはずなのに、現場に到着した瞬間、なぜ一つも思い出せないのか、毎回謎です。それだけ商品撮影には気を配るべき点や、準備すべきことがたくさんあるからではないでしょうか。
商品撮影に費やした時間や努力の割に、詳細ページに使える写真がないという事態が繰り返されるほど、商品撮影の前にまず詳細ページを作成してみることは重要です。撮影時に必ず撮るべき写真が何か、写真として撮るべきか、GIF用の動画として撮影すべきかを正確に把握できるからです。
ライダージャケットの撮影を例に挙げてみましょう。
商品詳細ページを作成せずに撮影に出かけてしまうと、センスの良いモデル写真はいくらでも撮れるでしょう。問題は、戻ってきて商品詳細ページを作成しようとした際、自社製品の強みである革の品質を説明するための適切な写真がないということです。
この場合、撮影された写真から革が写っている部分だけを切り取って活用することもできますが、最初から生地の表面をしっかりと見せる目的で撮影された写真のクオリティには到底及ばないでしょう。同じ革の説明であっても、最初から商品詳細ページでバッグの革を説明する目的で撮影された右側の事例のような雰囲気が活きません。

写真はたくさんあるのに、商品詳細ページに使える写真がないという
代表的なケースです。
急いでスマートフォンで撮影しようとしても、商品撮影スタジオで使用していた照明や背景とは異なるため、写真の統一性は損なわれてしまいます。だからこそ、まずは商品詳細ページを企画してから撮影に取り掛かる必要があるのです。
商品撮影前に詳細ページを実際に書いてみるべきもう一つの理由は、GIF用の動画を正確に撮影できるからです。いわゆる「動く画像」と呼ばれるGIFファイルは、短い区間が繰り返し再生される動画と同じ役割を果たします。このGIFについても、詳細ページ内で見せたい様子を正確に書き出した後、スタジオでその部分だけを繰り返し撮影してみるのが良いでしょう。例を挙げてみましょう。
1. スカートやワンピースのように、生き生きと動く様子を見せなければならない場合。
- 商品詳細ページでどのような説明をする際にGIFが必要かによって、スカートの裾の動きだけが必要だったり、モデルの全身を収める必要がある場合もあります。
- したがって、現場でモデルに「スカートの裾がきれいに広がるようにくるくると回って」と依頼するか、あるいは「魅惑的な表情でスタジオの左から右へ歩いて」と依頼するかを決めることができます。モデルとの不必要なコミュニケーションが減るのも、おまけです。

2. シフォンやモーダルのように、生地のさらっとした質感を見せなければならない場合
- 光を受けてさらさらとした姿を見せるのか、あるいは風を受けてさらさらと揺れる姿を見せるのかによって、どの時間帯にどのような映像を撮影するかが決まります。例えば、光を受ける必要があるなら、午後の時間帯に生地のクローズアップ映像を中心に撮影できるでしょう。
- 風に揺れる様子の撮影が必要な場合は、「あ、撮影に行く時に扇風機を持って行かなければ」というように、撮影小道具も自然に決めることができます。もちろん、現場で窓を開けて風を起こす方法でも可能ですが、やはり扇風機があれば撮影がよりスムーズになるでしょう。
第二に、サムネイル(代表画像)として使用される写真を
アスペクト比に合わせて撮影できる。
代表画像とは、オープンマーケットやスマートストアの商品一覧で
最初に表示される画像を指します。
数多くの競合商品の中で、顧客に自社商品をクリックしてもらうよう誘導する直接的な手段であり、顧客を詳細ページへと誘う招待状の役割を果たします。
代表画像が魅力的であってこそ、顧客が詳細ページに流入するため、詳細ページの企画者や制作者、時には撮影者までが集まり、スタジオで撮影した数十枚、数百枚の写真を見比べながら「最後の1枚」を選ぶこともあります。そして通常、商品が最もよく写っている写真が選ばれます。
しかし、問題は、最もよく写った写真だからといって、必ずしも代表画像に適した写真とは限らないということです。その理由は、商品詳細ページが掲載されるプラットフォームごとに、代表画像の規格サイズが異なることにあります。例えば、クラウドファンディングプラットフォームの「wadiz」と「NAVER Smart Store」では、代表画像の規格サイズが異なります。

したがって、同じ写真であっても、プラットフォームの種類によって
代表画像として使える場合もあれば、使えない場合もあります。

したがって、商品撮影を行う前に、どのプラットフォームに商品詳細ページを登録するかを決定し、そのプラットフォームの代表画像の規格サイズを把握しておくことが必ず必要です。同じ商品であっても、プラットフォームに合わせた代表画像の縦横比や構図をそれぞれ異なるものにしてから撮影を行ってこそ、現場で「最もよく撮れた写真」を撮ることができるのです。
この段階を飛ばして、やみくもに商品撮影から始めてしまうと、詳細ページを登録する際に適切な代表画像がなく、別途編集作業を経ることになります。何よりも、そのプラットフォームのユーザーに最適化された代表画像を選定できないため、自社商品が魅力的に見える可能性も低くなり、それに伴い詳細ページへの流入率も低下します。
第三に、最小限の予算と時間で
希望通りの商品詳細ページを手に入れることができる。
必要な写真とGIFだけを選んで撮影すれば
スタジオのレンタル時間もそれだけ短くなります。
短縮分だけコストを節約できますよね。また、参考資料を調査しながら漠然とした予想で買い集めた小道具ではなく、「扇風機」のように撮影現場で使用される小道具のみを購入できるため、撮影小道具の予算も同時に削減されます。
撮影後、商品詳細ページを作成する時間も短縮できます。
商品詳細ページを作成している最中に「あ、この写真がない。仕方なくスマホで撮らなきゃ」と商品を引っ張り出して撮影の準備をし、数十枚も写真を撮った上で必要な1枚を選んでレタッチするのに時間を費やすような事態が、そもそも発生しなくなるからです。
結果として、同じ予算と時間を投資して一度に多くの商品を撮影できるようになるか、あるいは商品1点を撮影する際に必要な予算と時間の両方を節約できるようになります。

顧客は、写真が多いという理由だけで
決して購入することはありません。
商品が一つなら、詳細ページも一つである場合がほとんどです。つまり、私たちは一つの詳細ページに使われる程度の写真とGIFファイルだけを用意すればよいのです。それ以上のファイルは、「いつか使うかもしれない」という考えで外付けHDDに数年も保存されたままになり、容量が不足すると削除されるだけなのです。
写真やGIFが、オンラインで商品と出会う顧客の理解を助けるのは事実です。しかし、顧客は写真やGIFが多いという理由だけで商品を購入するわけではありません。商品詳細ページの企画者や作成者であれば、顧客が見たいと思う写真やGIFがあるかどうかをまず考えるべきです。商品詳細ページの撮影前に、たとえ簡単にでも実際に書いてみる練習を通じて、撮影現場でも顧客の目線で商品を見つめてみてはいかがでしょうか。
<コンテンツディレクターのコラム>シリーズ
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- [コンテンツディレクターのコラム #2] 詳細ページの順序、こちらで決めておきます。
- [コンテンツディレクターのコラム #3] ステップごとに実践する詳細ページの公開手順
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文・写真・編集 チェ・ホンヒ
この記事は、2021年10月25日にファッションポストにアップロードされた『商品撮影もしていないのに、商品詳細ページから書くべき3つの理由』から抜粋したものです。
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